
「だれもいない部屋に閉じ込められた。脱出しなければならない」
いろいろな謎や暗号を解いてその場所から脱出するという「脱出ゲーム」というのをご存知ですか。
インターネット上だと「クリムゾンルーム」などに代表されるゲームでブレイクし、
最近ではPSPにも脱出ゲームが移植されて話題になっています。
今は特にケータイゲームとして人気が高く、ダウンロードも相当あるそうです。
ストーリーこそほぼ皆無ですが、謎や暗号といった人が好きなことが伺えます。
私は「脱出ゲーム」や、海外の「MYST」、「ZORK」というゲームが好きで、
学生の頃よく遊んでいたのを思い出します。
そんな「脱出ゲーム」のリアル版が存在し、しかも東京に初上陸ということを知り、
いてもたってもいられなくなり、早速参加してきました。
■届いた招待状
参加登録をすると、自宅に招待状が届いていました。

ルールや説明などは書いてありますが、内容はまったくの謎。
わかることは「廃校の教室に閉じ込められる」ということだけでした。

■夜の廃校にて
会場は東京新宿区にある小学校の廃校をベースにした場所。その廃校の教室でおこなわれます。

ここで参加者は閉じ込められ、そこから実際に脱出する内容になっています。
■参加者は25人
教室に入るとオドロオドロシイ音楽がなり、恐怖感を書き立てます。

ゲームに参加した、見知らぬ人々がぞくぞくと入ってきて教室に会った机に座っていきます。

集まったところでゲームマスターからの説明。
「1人で解ける内容ではありません。25人全員で解く必要があります。」
普段、謎や暗号は一人で解くことが多いですが、この脱出ゲームは見知らぬ25人が力をあわせないとクリアできないようです。
■ゲームスタート
制限時間は1時間。この間に脱出できなければゲームオーバーです。
スタートの合図とともに25人それぞれ手当たり次第に動き始めます。
机の引き出しに隠された謎の紙、黒板に書かれている謎の暗号、情報を集める人、リーダーシップをとる人、暗号を解く人、それぞれ25人が危機的状況の中で自然と役割分担ができていきます。

■ゲーム中盤に差し掛かり
だれがなんと指示したわけではなく、25人それぞれが議論し謎を順番に解き明かしていきます。

1つの教室に閉じ込められているのですが、ビデオカメラを使って遠隔に閉じ込められている人物を助けたりといった多くのことを同時にこなしていかなくてはなりません。

突然の館内放送、教室の扉をがんがん叩き襲ってくる謎のマスク、ものすごい数の暗号、謎。全てが並列に動き、25人が力をあわせないと対処できない内容が繰り広げられます。

■ゲームの終わり
全員で全ての謎を解き、最後に部屋から出るための鍵を入手。

時間にして38分。実際にはもっともっと長く感じる38分間でした。
クリアしたときは全員で大歓声。知らない日と同士なのに手を取り合って「おおおお!!!」と叫びあっていました。
■脱出した後に
ゲームが終わってゲームマスター「38分は本当にすごい。最速記録ですよ。」と全員と発表。これは嬉しかっった。
最後にみんなで記念撮影。そしてその後初めて会った人たち同士で「飲みに行きましょう!」ということでみんなで晩御飯に。気づいたら昔から知ってる友達のように熱く語り合っていました。顔を合わしてから38分しかたってないのにすごい。

■後日談
38分は確かに最速記録だったそうですが、その後の公演で解かれないように謎を増やしたり調整したそうです。参加している人の状況や解き具合を見て、ギリギリ解けるくらいに演出をしている主催者の。柔軟な公演内容に脱帽です。
この「廃校の教室からの脱出」は3月13日発売の「週間ファミ通 2009年4月3日増刊号」にも様子が乗っています。(157ページ〜158ページ)
ご興味があればぜひファミ通もご覧ください。

後このブログで使った画像の一部は、主催者様のブログエントリーに載っているものを使わせていただきました。ゲーム内容が詳しく書いてあるのでこちらのエントリーもオススメです。
[recommuni] 特集: リアル脱出ゲーム「廃校の教室からの脱出」