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藤川 真一
技術評論社 (2012-01-04)
技術評論社 (2012-01-04)
モバツイを作られた、えふしん(@fshin2000)さんからご献本いただきました。
モバツイはケータイのTwitterクライアントで、
いまや150万人超を超える会員をかかえてるサービスで、
藤川さんが2007年に個人で始めたサービスです。
本書では個人で始めたサービスをどのように育て、
運営されてきたかについて書かれています。
Twitterとはなんだったのか、個人でサービスを作る上でのモチベーションと悩み、
ウェブサービスの本質とはなんなんだろう?
この当たりのキーワードが藤川さんの言葉で
一つ一つ語られています。
本書を読んで、改めて気づいたことは、
モバツイは広告も含めたユーザー体験を提供していると言うことです。
モバツイは150万人が抱えるが故に、きちんとビジネスとしてお金を稼いで行かなくてはいけません。
そのために最もわかりやすい稼ぎ方が「広告」です。
モバイルやケータイサイトをご覧になってる方はわかるかもしれませんが、
ケータイで稼げる広告といえば「アダルト」や「金融」でした。
にもかかわらず、藤川さんは厳しい基準の下、上記のような広告を一切排除されてきました。
時には広告の大半を削り、お金にならないような状況になっても守ってこられた。
藤川さんは、モバツイはTwitterクライアントというツールとはとらえていなく、
ユーザーにコミュニケーションという「体験」を提供しているのだからとおっしゃいます。
Twitterクライアントは数あれど、モバツイが150万人以上にも愛されてきたのは
目に見えないこういったコンセプトがしっかり根付き、言葉に出来ない居心地の良い空間が
できあがってきたからこそでしょう。
頭ではわかっていても、生半可な気持ちでは出来ないこと。
自分がユーザーに「どういう体験を提供したいのか」を強烈に追い求めている、
藤川さんの裏側がみることができます。
ウェブサービスに関わっている、これから立ち上げる方に
オススメ出来る一冊です。
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藤川 真一
技術評論社 (2012-01-04)
技術評論社 (2012-01-04)