いままで携帯でテストするときに、まともに利用できるエミュレーターといえば、i-modeシミュレータしかなく、結局実機でのテストに頼っていました。
この「P1 Emulator」はケータイサイトのテストの救世主となるのでしょうか。
早速試してみました。
■まずはダウンロード
http://p1.netfarm.ne.jp/
※ダウンロードには会員登録/ログインが必要です。

■エミュレーターインストール
インストールがめちゃくちゃ重かったです。
うちの環境だけかな。固まったかと思うほど。
気長に待ちましょう

■インストール完了
かなり時間かかりました。

■ライセンス登録画面
最初に起動するとベータ版のライセンスキーを取得するように言われます。サイトに行って取得しましょう。登録したメールアドレスにライセンスキーを送ってくれます。

■エミュレータ起動画面
さっそく携帯エミュレーターを起動します。

■ファミリーモバイルを開いてみました
ファミリーモバイルを開いてみたところ。「プロパティ画面」です。URI、Content-Typeやファイルサイズ、文字コードなど一覧で見ることができます。

■DOM画面
属性からノード階層まで、かなりきれいに表示されます。

■リンク画面
そのページからリンクされている画面が縦に並び、全てを見ることができます。リンク切れなどのチェックやリンク先の情報まで一括で見れます。

■オブジェクト
画面に使われている画像などのオブジェクトを一覧で見ることができます。ファイルサイズはもちろん、大きさやリンク先まで全てチェックすることができます。サムネイルが表示されているので非常にわかりやすいです。

■ソース画面
ソースもばっちり確認できます。色分けまできっちりされているので、かなり見やすいです。

■全画面
どんなに長いページも一括で見ることができます。全体的なレイアウトデザインのチェックができます。

■QRコード画面
実機ですぐテストできるように、表示しているページのQRコードも表示できます。

■エラー画面
タグの使い方が間違っていたりするとエラー画面に注意や警告が出てきます。

■HTTPログ画面
これはすごい便利!HTTPのログがこのツールで確認できます。HTTPログを見るために別のソフトを用意しなくてもいいのは便利です。

★その他オプション
■端末の切り替え
オプションから端末の切り替えもできます。対応端末は500機種以上。これはかなりいいですね。切り替え時、これまた異常に重いので注意が必要です。

■位置情報やUIDの設定
位置情報とUIDの設定もばっちりできます。

■端末の詳細情報
端末の詳細情報がすぐに見られます。HTMLやXHTMLの対応状況、ページの上限サイズ、ブラウザの画面幅や縦横の文字数、Cookie対応状況まで全て網羅されているのは感動物です。

他にも一通り試してみましたが、ついに使える携帯のエミュレーターが登場という感じですね。ベータバージョンなので重かったりする部分がありますが、かなりいけてます。
携帯サイトをテストをする際には必携になりそうなソフトですね。
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